好きな&気になるメカ画集・番外編(サークル『FLAT+BEAT』さんの同人誌)
前回の『好きな&気になるメカ画集』な記事でも紹介させていただいたとおり、私が画集を購入するときの選択基準として、イラスト以外の情報がたくさん盛り込まれているか否か、というものがあります。
もちろん、掲載されているイラストそのものに魅力が詰まっていて、その中ですべてが完結しているような画集もすばらしいのですが、欲張りな自分はそれ以外のものも求めてしまう次第でして。
そんな自分には、確か3、4年前のコミックマーケットで偶然、「これは……!」と手に取って大当たりだったとある玩具系のロボットをテーマにした同人誌がありまして。そのテーマを踏襲された、同じ作者さんの同人誌が明日開催される同人誌即売会『コミティア100』で頒布されるというので、あわててご紹介。
『Robox Catalog』シリーズの同人誌を発行されているUtsuiさんと同人サークル『FLAT+BEAT』さんは、普段はギターと女の子を組み合わせたオリジナル同人誌を発行されていまして、こういった形のロボットがテーマの同人誌を新刊として頒布されるのは、おそらく大分久しぶりのこと。

(前回の同人誌、コピー誌!)

正直な話、メカ系の同人誌はあまり掘り下げていないので詳しい事は言えないのですが、私が持っていたり知っている、ロボットやメカニックを扱った同人誌の中にはなかなかない、メダロットリスペクトな頭身が低めの玩具なロボットをテーマにした同人誌であることや(もちろん、SDガンダムやメダロット自体をテーマにした同人誌はたくさんありますが)、何より上図の通り、ロボットだけではなくそのロボットを扱う人間のキャラクターや、作者さんが考えられた設定が多めに記載されているのが魅力的!
pixivなど、ネット上をくまなく探せば、おそらくそこういったロボットやその周辺のものまで含めて世界観を練り上げていく企画ものを沢山ピックアップすることはできるでしょう。しかし、上手く編集された同人誌の魅力というものの一つに、そういった企画の内容をうまく冊子という形にまとめ上げられた形で読者である私が楽しむことができるというのがあり、『Robox Catalog 2008』はまさにそういった欲求を充足させていただける同人誌でした。
もちろん今度発行される同人誌が、そういった私の個人的欲求をかなえてくださる内容かどうかは、手に取ってみるまでわかりません。ですが、メダロットという、比較的新しいロボットのデザインラインを踏襲されている新進気鋭の同人作家さんの、次の世代を感じさせて下さるこれからに私は猛烈に期待し、これからも“追っかけ”を続けていくことでしょう。
コミティア100には行けないから、書店通販して下さることを期待しつつ……。